気温が下がり始め、「冷え性」に関する記事が目に付くようになりましたので、触れておこうと思います。

「冷え性」が辛い季節ということですが、冷えているという状態を感じ自覚することと定義づけされがちですが、現代人は元々熱不足であるため外気温が低くなると熱の放熱を抑えるために(生命維持のために)さまざまなことが行われます。

手足の末端の血流が悪くなるのは、生命維持のためには内臓を機能させることが最優先ですから、五臓六腑を優先します。血流は熱も送っているため末端に熱を送る余裕がありません。

また、冷えている部位を温めても改善には至りません。冷えている部位に問題があるわけではないからです。

さらに厄介なのは、冷えを自覚できない状態になってしまうことです。ほてっているから冷えていないと錯覚してしまいます。「冷え性」の定義を「冷えているという状態を感じ自覚すること」としてしまうと、冷えを感じない人は、自分は冷えていないと思い込んでしまいます。ほてりを感じるのは冷えを感じる人よりも体は冷えています

「冷えは万病の元」という言葉は知っていても、実際には急にどこかが痛くなったり不都合が起こらないため冬だからと特に一年を通じて健康生活習慣を確立しているわけではありません。

習慣の中で一番気を付けることは、気温の高い夏場に暑いからと冷たいものを飲んだり食べたりすることです。外気温が高くなっているだけで体内が暑くなっているわけではありません。特に飲み物に氷を入れたりして体内を冷やす行為はご法度です。体は内臓が冷えないように血液が集まってきます。氷をいつも入れて飲んでいる人は、自分の体にどれほどの負担をかけているか考えたこともないでしょう。私たち人間は、変温動物ではなく恒温動物です。

また、筋肉は熱を作り出すからと、筋肉が少ないとか多いとかという問題でもありません。さらに手足が冷えているからとその部位を温めてもその時だけの話で根本的な改善にはなりません。

上の写真のように座っているお尻から(バイオシャワークッション利用)五臓六腑を活性化することにより末端に熱を送る余裕を作り出します。手軽に太陽エネルギーを室内にいながら座部から浴びることができればそれにこしたことはありません。

続きは、老化スピードを遅くするには⑨

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