老化スピードを遅くするには②では、日本人男女の血圧の平均を基に20代から50代までを見てきました。

血圧を測ることで血管の硬化度を誰でも簡単に把握することができます。

さて、60代の血圧の平均を見ていきたいと思います。

201860代 使用者除外
・男性:
138.986.0mmHg(人数:194)
・女性:
130.479.9mmHg(人数:308人)

201860代 使用者含む

・男性:138.885.1mmHg(人数:325)

・女性:132.280.2mmHg(人数:427人)

やはり60代となると、血圧降下剤を使用する人数は、男性131人、女性119人と三人に一人は血圧降下剤を使用しないと血圧のコントロールができないということがわかります。では、70代を見てみましょう。

 

2018年 70代 使用者除外
・男性:138.981.2mmHg(人数:215人)
・女性:136.2/79.0mmHg(人数:273人)

2018年 70代 使用者含む

・男性:140.3/79.8mmHg(人数:474人)

・女性:138.5/78.2mmHg(人数:601人)

70代になると、血圧降下剤を使用している人の割合は、男女ともに2人に1人以上となります。

血管の硬化度を年齢別に見ましたが、30代から40代から血管のしなやかさが低下していきます。

60代、70代のデータを見ると、年齢を重ねるにつれ、がん患者数はどんどん増えていくのが自明です。

下の血圧があまり高くならないのは、全身に送り出される血液が減少しているので戻ってくる血液も少なくなるため下の血圧が下がる傾向にあります。やはり全身に血液を送り出す時の血圧がどれくらいになっているのかが血管の硬化度を知る上で重要となります。

 

参考までに10代のデータがありましたので紹介しておきます。

2011 10(15~19) 使用者除外
・男性:113.569.3mmHg(人数:55)
・女性:104.163.2mmHg(人数:60人)

2011年 10(15~19) 使用者含む

・男性:113.569.3mmHg(人数:55)
・女性:104.163.2mmHg(人数:60人)

10代のデータは、2011年まで公開されており2012年以降はありません。血圧降下剤を使用している数が0で推移してきたためかと思われますし、高齢化がかなり進んできているため比較対象を成人(20歳)からとしたのかもしれません。因みに80代のデータが2018年まで公開されていません。

 

ここまで日本人の血圧を年齢別にみてきましたが、次の方は何歳の方の血圧でしょうか?

上が117で下が77となっています。性別は女性です。もちろん血圧降下剤は服用していません。

 

 

 

 

 

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