私たちが健康を維持する上で大切な睡眠をいかに質の高いものにし、それを毎日続けることが健康維持に直結します。ストレスの多い環境と社会生活により生体リズムが正常な状態からだんだん外れていってしまうと体調不調に繋がります。さらにコロナ禍になって1年どころか2年が経過しようとしています。

自律神経の乱れが生じそれが続くことにより体調が知らず知らずのうちに悪い方向に傾いていることになかなか気づかないものです。

バイオシャワークッションだからこそ可能な使い方をご紹介します。就寝時に枕のように使うケースと頭上に立てかけて使うケースがあります。

 

参考までに「グリンパティック系」という仕組みが明らかにされていますので睡眠の大切さをぜひ知って理解していただけたらと思います。

 

就寝後の脳内に起きる大きな変化により老廃物が排出され疾患を防いでいるとする研究論文が2012年10月17日の米科学誌サイエンス(Science)に発表されています。

脳内老廃物の排出は「グリンパティック系」と呼ばれる循環システムで起こっており、この循環システムは目が覚めている時よりも寝ている間にその活動量が約10倍になるとみられています。

研究を主導したロチェスター大学医療センター(University of Rochester Medical Center)のマイケン・ネーデルガード(Maiken Nedergaard)氏は

「脳が自由に使えるエネルギーには限界がある。ハウスパーティーを開く家の主に例えると、来客を楽しませることと、(散らかった)家をきれいにすることを同時にできないようなものだ」

と述べています

ロチェスター大学メディカルセンターのMaiken Nedergaard氏らは2012年の研究で、脳が老廃物を排出する経路を発見し、それを「グリンパティック系(glymphatic system)」と名づけた。

グリンパティック系とは、グリア細胞(glial cell)とリンパ系(lymphatic system)を掛け合せた造語である。

グリンパティック系は、グリア細胞が脳血管の周囲に形成した配管システムであり、脳以外でリンパ系が果たすのと同様の役割を脳内で果たす。脳組織に脳脊髄液(CSF)を浸透させ、アルツハイマー病の原因となる有害なタンパク質(アミロイドβとタウタンパク質)を排出する。

今回の研究では、麻酔をかけたマウスの脳波と心拍数、CSFの流れを観察。それにより、深い眠りに落ちて脳波(デルタ波)が増加し、心拍数が減少しているとき、CSFの流量も増えていることを発見した。つまり、ノンレム睡眠時にグリンパティック系の活動が盛んになり、効率的に老廃物が除去されることを明らかにした。

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